ごみの出し方について一考

ゴミステーションにゴミを出しに行くと「どんなものかな」という捨て方をされている人を見うけます。捨てたものに責任がないと思っているのでしょうか?

我が家はもう20年以上の間、可燃ごみは20lの袋に週1回出すだけです。これももう少し減らしたいと思って、いろいろ努力しているのですが、これから先がなかなか減りません。せめてその半分の週1回10lにしたいのですが。。。

ゴミは行政でも頭を抱える課題です。どうやったらゴミを少なくできるか?どうやったら燃焼によって排出される有害物を減らすことができるか?

数値だけを減らすという取り組みには限界があります。

企業への協力は当然となってきましたが、私はやはり一戸一戸の家庭から出るごみを減らすことが環境への最大の貢献だと思っています。企業は個人の集まりで成り立っています。その個人が家庭でゴミを捨て放題に捨てていたら、その発想は必ず企業へ反映されていきます。

家庭から出すごみを最小限にすれば、家庭で努力している人が集まる企業では必ず排出が減るはずです。

ではどうしたらいいでしょうか?

ごみ

わたしは長年ゼロエミッションを自分に掲げてきました。少しその取り組みの内容を説明しますね。

生ごみはコンポストに捨ててゴミを出しません。マンションの時は生ごみ乾燥機を使っていました。乾燥後のごみは再加工する以外はゴミとして出すことをお勧めします。ベランダの植物の肥料にしようとしたら、においが強くて大失敗した経験があります。

今では当たり前になりつつありますがエコバッグを使います。私のエコバッグ歴は20年ほどになります。捨てるのがイヤで何でも貯めていて、レジ袋もきれいに畳んで何かに使おうと思っていました。ところが引越しをすることになって家中を整理していると、その再利用待ちのレジ袋が段ボール1箱にもなっていたのです。それでエコバックを持つようになりました。

資源ごみは新聞紙、雑誌、段ボールだけではありません。カレールーのパッケージ、お菓子の箱、DM、梱包材、封筒、コピー用紙なども全部資源ごみです。ビニールやプラスチックがついている場合はその部分を取って紙だけにして出します。衣類は資源ゴミです。

例えば新聞紙で包まれてきたものは、中身を取り出した後、新聞紙を伸ばして畳んで資源ごみに出します。封筒も済んだカレンダーもお菓子の箱も、包装紙も資源ゴミです。紙袋の取っ手のプラスチックの部分は取り外して資源ゴミです。

こうしていると捨てるものはティッシュや汚れた紙類、汚れたビニールだけになります。食品で汚れた袋も洗って捨てます。それなのでゴミ箱が臭うこともありません。

先日驚くような光景を見ました。若い奥様なのですが、プラスチックごみの収集の時に袋の中のカップラーメンに割りばしが入ったまま捨てているではありませんか。こんな状態ですから、洗っていないのは想像がつきますが、割りばしは少なくとも可燃ごみに捨てるべきものです。

最近特にこういう発想の人が多くなったように思います。家の外に出してしまえば自分とは関係ないと思っているのでしょうか?自分がイヤな思いをするのではないからいいと思っているのでしょうか?一戸だけ反則したっていいじゃないかと思っているのでしょうか?なんとも自分勝手な考え方です。がっかりさせられます。

大和なでしこのみなさん、わたしからの提案です。今出しているごみを半分にする努力を私と一緒にしませんか?最初はちょっと面倒ですが、慣れてくると当たり前の作業になります。一人一人が努力をしたら、必ずその人の周りからだんだん広がっていくはずです。いいインフルエンサーになりましょう!!