アンドロメダドリームファンタジー

第3章 『クーデター』

アンドロメダ 銀河皇国の女皇、 ユアサミ ヨ皇帝陛下 は 、 その深い慈愛に満ちた統治により、皇国の民から 敬愛の念を持って 「皇国の母」と呼ばれ ていたのは前述したとおりである。
しかし 、 その存在を疎ましく思う勢力も存在し、いつしかそれは反乱軍として皇国とユアサミ ヨ 皇帝の治世を脅かす存在となっていた。
ある時、ついに反乱軍がクーデターを起こす。ユアサミ ヨ 皇帝が、他のアンドロメダ銀河の星々の国へと巡行している隙を狙ったのである。皇帝が留守の間は3人いる皇位継承者のうち、2人が皇国に残り、皇国の守護を任されていた。皇帝の第3子の皇女と、第5子の皇子である。


クーデター軍はその2人に近づき、ユアサミ ヨ 皇帝が皇位継承の取り決めを破棄し、皇帝の座を第 17 子であるニギハヤヒ皇子に譲ろうとしていると囁いたのである。冷静に考えれば荒唐無稽なデタラメな話と分かるはずなのだが、確かに日頃からユアサミ ヨ 皇帝のニギハヤヒ皇子に対する寵愛ぶりは目を見張るものがあった。第3子の皇女と第5子の皇子がユアサミ ヨ 皇帝に猜疑心を持ち、ニギハヤヒ皇子に嫉妬の心を燃やしたのも無理からぬものだったのかもしれない。普段から争いごとの無いアンドロメダ銀河皇国では、人々の間で偽証や嘘偽りが交わされことは殆ど無い。他人を疑う事を知らない皇女と皇子の純粋な心が災いし、ユアサミ ヨ 皇帝へ反旗を翻す結果となったのである。
こ のクーデターにより、無数の皇国民は宇宙をさ迷う流浪の民となった。そしてアンドロメダ銀河から遥か離れた銀河系の星、地球へ向かっての逃避がはじまったのである。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA