アンドロメダドリームファンタジー

第2章 『アンドロメダ銀河皇国とユアサミヨ皇帝』

アンドロメダ銀河の中心に存在する天体、アメノホアカリダマ。その緑豊かで広大な大地に 遥か昔、愛の皇国があった 。
深い慈愛による統治を行い、奴隷制度を許さな ず 、生きとし生けるのも全てが喜びに満ちた人生を送る という国。 その名をアンドロメダ銀河皇国といった。
皇国の女皇の名は「ユアサミ ヨ 皇帝」という。彼女はその深い慈愛に満ちた統治により、皇国の民から「皇国の母」と呼ばれ、敬愛の念をもたれていたのである。
皇国の都はその大地のほぼ中央の平野部に位置している。山岳地帯や大海原も広がる世界の中で、もっとも肥沃な土地であり、皇国の民が暮らすのに適しているのである。
その都の中心に、女皇 ・ ユアサミ ヨ 皇帝陛下が住む宮殿がある。この宮殿の外観は日本の古墳時代の建築物に似ている。入母屋作りで屋根の勾配は 45 度。屋根を飾る鰹木、千木があり、まるで日本の神社建築物の様でもある。


この宮殿の中に女皇陛下の他、 76 人の皇子、皇女が暮らしている。宮殿の中において皇子、皇女は完全なる一夫一妻制であり、同じ 76 人の配偶者とももに暮らしている。
そして女皇陛下、 76 人の皇子、皇女とその配偶者の身の回りの世話をする侍従、侍女を合わせると、数百人の人がこの巨大な宮殿で暮らしているのである。
また、 76 本の巨大な塔が宮殿を取り囲む様にそびえ立っている。中心にある宮殿から半径 480 メートル離れた場所にまず 6 本の塔が宮殿を守護するかの様に等間隔で建立されている。そしてその 6 本の塔を線で結んだ円からまたさらに 480 m離れた位置に今度は 8 本の巨大な塔が宮殿を取り囲むように等間隔でそびえ立っているのである。そしてその 8 本の塔を結んだ円からまたさらに 480 m離れた場所に今度は 6 本の塔が…というように、宮殿を中心に 6 本、 8 本、 6 本、 8 本と巨大な塔が幾重にも建築されているのである。この無数の塔のうち、宮殿にもっとも近い最初の 6 本をア・シュール、 2 番目の 8 本をカ・シュールと呼んだ。
3 番目以降はハ・シュール、ナ・シュール、マ・シュール、イ・シュール、キ・シュール、ヒ・シュール、ニ・シュール、ミ・シュール、ウ・シュールと呼ばれている。無数の巨大な塔の数々のうち、ウ・シュールと呼ばれる 6 本の搭が、もっとも外周に位置するのである。
ア・シュールからウ・シュール層まで全部で 11 層、総数にして 76 本もの塔が宮殿を囲んでいるのである。そして宮殿の 76 人の皇子、皇女はそれぞれ担当の塔が決められており、この塔の守護者として宮殿と塔を行き来しているのだ。その 76 人の皇子、皇女の中でもユアサミ ヨ 皇帝に特にその能力を認められた 3 人の男女が、宮殿にもっとも近いア・シュールの 6 本の塔のうち 3 本に配置されているのである。皇帝の第3子である皇女、第 5 子の皇子、第 13 子の皇女がその 3 人で、彼女たちはそれぞれ外務大臣、財務大臣、防衛大臣としての役割を担っていた。 76 人の中から皇位継承権を持つ選ばれし3人として、ユアサミ ヨ 皇帝に次ぐ信頼と尊敬の念を、アンドロメダ銀河皇国の民から集めていたのである。
また、この塔の構造だが、下部はいくつかの物体が螺旋状になって伸びている。最上部は櫓の様になっており、宮殿周辺の皇国民の生活を見守りつつ、外敵の侵入を監視しているである。
宮殿とその周辺の 76 本の塔にはもう1つ秘密がある。
それは、中央の宮殿が単体で巨大な宇宙船として、周辺の塔の 1 つ 1 つが 300 人乗りのロケットへと変形し、アンドロメダ銀河の他の星々を巡航することである。
皇国が存在するアメノホアカリダマから近い、親アンドロメダの星々への巡航の場合は宮殿本体と、ア・シュール、カ・シュールの 14 体のロケットで出発するが、天体から遠く離れた辺境の星々へと向かうときは、宮殿本体とア・シュールからウ・シュールまでの 11 層 76 体のロケットが全て出発したという。 76 体のロケットはその全てが虹の様に様々な色に光輝きながら飛行する。宮殿を守りながら目的地に向かう一大ロケット群は、雄大にして荘厳であり、航路上にある周辺の星の人々はその七色に光輝く巡航を見るたびに、一種の畏敬の念と、自分たちを守護している事に対する感謝、そして癒しの感情を得たと言われている。

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